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【留学経験談】2021年MRI海外派遣 3回生 兼城一媛乃さん

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<派遣先の国>

英国

<派遣先の大学>

リーズ大学(University of Leeds)

<目的・研究内容>

PNNsのマーカーであるsigma社WFAとvector社WFAのepitopeの違いを調べる。

<海外でのMRIのおすすめポイントとその理由>

世界各国から集まった研究者や現地の大学生との交流を通して様々な経験を得ることができるから。

<MRIでの体験談など>

派遣先のKwok labは国際色豊かな研究室で、ほとんどの研究者が第二外国語として英語を話していたのでアクセントや訛りは独特でしたが比較的コミュニケーションは取りやすい印象がありました。研究室に通うだけの毎日ではなかなか友達ができないため、学食に行って一人で食べてる子に声をかけたりサークルのイベントに参加たりと積極的に自分から動いて交流の機会を増やしていきました。毎週feminismのトピックでディスカッションを行うfeminist society、Day tripに参加したロシア系のコミュニティーslavic soicety, アート系ワークショップを行うmindmatter societyの活動が特に面白かったです。スピードも早くスラングも飛び交う同年代の現地の大学生との会話にすぐ馴染めなくて何度も落ち込みましたが、それでもめげずに足を運び続けたことによって、一期一会の出会いもあれば、多くの時間を共に過ごすこととなった親友に出会えたりと、たくさんの素敵な出会いに恵まれました。海外は何度か行ったことがあるものの、今回の留学は人生初の1人旅だったので色々と不安でしたが、周りのサポートのおかげで毎日楽しく充実した生活を送ることができました。

留学中の最大の失敗談は、ロンドン1人旅です。リーズからロンドンまでは電車で片道2時間半ですが節約のため片道4時間半のバスを利用しました。ホテルのダブルブッキングに始まり、帰りのバスを目の前で逃して絶望し、急遽もう一泊することを決め、宿とバスのチケットを予約し直すことになりました。でもそのおかげで、偶然同じくバスを逃した子と不思議な絆を感じて仲良よくなり、宿で出会ったドイツから来ていた2人組と一緒にお出かけしたりと面白い経験をしました。あっという間の2ヶ月でしたが、研究も、研究以外の活動も全てやりきったという思いがあり、非常に満足度の高い留学でした。

最後にコロナ禍の留学という点で大変だったことを共有したいと思います。日本政府の水際対策における方針の変更に伴い、帰国時のPCR陰性証明書の準備やフライト変更の対応、さらに帰国後のホテル隔離(監禁)が本当に大変でした。搭乗30分前にその場で見知らぬ人に携帯を借りて医療機関に何度も問い合わせ、それでも繋がらず現地の知人を頼ってなんとか離陸寸前に日本政府指定のフォームによる陰性証明書が届き、乗り換え先の空港で印刷して無事帰国することができました。帰国後も約1週間ホテルに隔離され、MRIの発表会もホテルから参加しました。ホテルの部屋から一歩も外に出ることができず、人との接触を一切許されない環境で精神的にとても辛かったです。ホテルの隔離が終わったあとも自宅でさらに1週間隔離が続き、とても寂しい年末を過ごすことになりました。特殊な状況ですが、あと少し踏ん張って隔離を乗り越えたいと思います。 松川先生の手厚いサポートのおかけでコロナ禍でも留学できたことに心から感謝しています。また、派遣先の変更に柔軟に対応してくださった大橋先生、温かく迎え入れてくださったJessica教授にも大変お世話になり、感謝してもしきれません。改めまして、今回の留学を支えてくださった全ての方々に厚く御礼申し上げます。

 

 

 

 

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