HMEPハワイ医学教育プログラム

岡山大学医学部医学科は、2017年より、一般社団法人JrSr(創立者:町 淳二、ハワイ大学医学部外科・国際医療医学オフィス)が主催するHMEPハワイ医学教育プログラムに参加しています。

HMEP趣旨(http://jrsr.or.jp/より)

ゴール

  1. 日本の医学教育の国際標準化および国際的に活躍できる医師の育成
  2. 日本における米国式医学教育のロールモデルとなり大学の垣根を越えて日本全体に浸透させる
  3. 日米の医学教育交流を促進
  4. 日本の医学教育の良さを海外へ発信

方法

ハワイ大学医学部のカリキュラムのうち特に米国式クラークシップ(臨床実習)を導入する。現存の各位学部のカリキュラム・取得単位・卒業資格・国家試験受験資格は維持する (各校が正式な実習単位を出すことが可能であり、これは文科省の確認済み)。
1 年次から 4 年次前半ぐらいまでは毎週土曜日に課外活動として授業(Open Cross Class)を開催。4-6年次の臨床実習に各校から選抜された数人から十人程度の学生は、他校からの学生と交じって HMEP Clinical Clerkship を行う。学生は Student Doctor として診療に参加する。

特徴

  1. 学生に第一のPriority、教育者に第二のPriorityをおく
  2. サイエンスとアートのバランスを重視
  3. 医師の6つの Competenciesの修得
  4. 政治的事項や閉鎖的な考えに依らない、Open・Cross-Cultural・Cross-Institutional ・Exchange・Diversity に重きを置く教育
  5. ハワイ大学の全面支援のもと、常に最新の米国医学教育の提供

ビジョン

Globalization(国際化)は日本と世界の双方向性をもつとの理念に基づき、HMEPを日本 の医学部に段階的に浸透させる。医学部の国際標準化を通して日本の教育の全体的な底上げを図り、国際的な実力と感覚をもった医師を増加させる。彼らが世界に誇れる医療者に なること、また希望すれば世界に翔たくことを支援する。

本趣旨に賛同し、現在、多くの学生がHMEP参加登録しており、Open Cross Classに参加しています(2020-2021年はオンライン授業)。2021年、4人の6年生が静岡医療センターでの米国式臨床実習に参加しています。

HMEP登録学生
学年 登録人数
6年次 13
5年次 6
4年次 42
3年次 22
2年次 61
1年次 30