教育の方針(3ポリシー)

医学部医学科 教育の方針

教育の基本的目標

医学部医学科は、その最重要な使命として優れた臨床医及び医学研究者の養成活動を充実させます。長年にわたる着実な研究活動の成果を基礎として、学生が主体的に科学的思考法と高度な医学的知識・技術を体得し得る能力を涵養します。また学生同士や教職員との密接な対話や議論並びに生涯学習を通じて、個々人が医の倫理に徹し、社会的信頼を得るに足る豊かな人間性を醸成できるように支援します。併せて国内外の幅広い分野において中核的に活躍し得る高い総合的能力と人格を備えた人材の育成を目的とした教育を行います。

養成する人材像

医学部医学科の教育の基本的目標に掲げられた「学生が主体的に科学的思考法と高度な医学的知識・技術を体得し得る能力」「医の倫理に徹する力」「高い総合的能力」「高い人格」をそれぞれ「実践力」「探求力」「コミュニケーション力」「専門力」「教養力」として捉え、「人々の健やかさを守るために高い倫理観の下で専門的知識・技能を的確に発揮してしなやかに成長し続ける、医学領域の先駆的実践者」を養成します。

人々の健やかさを守るために高い倫理観の下で専門的知識・技能を的確に発揮してしなやかに成長し続ける、医学領域の先駆的実践者

 以下、5つの力を持つ人材を養成します。
• 他者と繋がり医学・医療の課題解決に挑む実践力
• 生命や事象をありのままに捉え、医学・医療の課題を見出す探究力
• 医学・医療において他者と繋がり学び合うコミュニケーション力
• 地域・世界の医学・医療が求める基礎的かつ体系的な専門力
• 医学・医療や社会に関心を持ち、学びを習慣化する力

入学者受入の方針(アドミッション・ポリシー)

医学部医学科は、以下に掲げた力を身につけた人材を求めます。

求める人材像

学んで身につけた知識を統合して課題に迫る実践力、課題に対する自らの考えを多角的に導き出す探究力、自らの疑問や興味、考えを多様な方法で分かり易く表現できる力、自然や社会に関する高い水準の知識・語学力、学びそのものに興味を持ち、工夫・創造することができる力を身につけている人材を広く求めます。

求める力

【実践力】
学んで身につけた知識を統合して課題に迫ることができる。
【探究力】
課題に対する自らの考えを多角的に導き出すことができる。
【コミュニケーション力】
自らの疑問や興味、考えを多様な方法で分かり易く表現できる。
【専門力】
自然や社会に関する高い水準の知識・語学力を備えている。
【教養力】
学びそのものに興味を持ち、工夫・創造することができる。

入学者選抜の基本方針・選抜方法

医学部医学科の選抜方針

幅広く多様な人材を確保するため、複数の試験及び日程の入試を実施します。

医学部医学科の選抜方法

学力検査、面接、書類審査、ペーパーインタビューなどによる試験のいずれかを、あるいは組み合わせて行い、本学での学修に足る学力または適性を測ります。

選抜方針・各選抜方法の具体的な考え方

一般選抜(前期日程)

6教科8科目の大学入学共通テストを課し、高等学校卒業レベルの基礎学力を評価します。
個別学力検査等では数学・理科2科目・外国語(英語)を課し、医学を学ぶ上で基盤となる科目への理解度を評価します。
また面接により、将来の医学・医療の担い手としての適性を総合的に判断します。 

学校推薦型選抜Ⅱ(大学入学共通テストを課すもの)

地域枠コースとして募集、選抜を行います。調査書・志願所信書等の書類審査と面接試験で、志望する各県の出願要件を満たし、
各県が貸与する奨学金を受給すること、かつ当該県内での医療に従事する強い意思を確認し、将来の医学・医療の担い手としての適性を総合的に判断します。
入学後の学修のため、6教科8科目の大学入学共通テストを課し、基準点以上の者から選抜します。 

私費外国人留学生選抜 

本学の定めた出願資格を満たしている者に対して、書類審査、日本留学試験(日本語、数学コース2、生物および他1科目理科)を課し、
日本の高等学校卒業レベルの基礎学力を評価します。
個別学力試験では数学・理科2科目・外国語(英語)を課し、医学を学ぶ上で基盤となる科目への理解度を評価します。さらに面接を課し、
将来の医学・医療の担い手としての適性を総合的に評価します。 

国際バカロレア選抜

国際バカロレア資格(IB 最終成績評価 39/45 点以上)を有し、日本語(言語 A で成績評価4以上)又は、
言語 B で成績評価 HL(HIGHERLEVEL)6 以上、理科2科目および数学(所定の成績評価以上)を修得した者に対して、書類審査を行い、
日本の高等学校卒業レベルの基礎学力および医学を学ぶ上で基盤となる科目への理解度を評価します。
さらに面接を課し、将来の医学・医療の担い手としての適性を総合的に評価します。 

第2年次編入学(学士入学)

本学の定めた出願資格を満たしている学士に対して、書類(TOEFL-iBT 成績証明含む)審査を行います。
書類審査合格者を対象に、学力試験では生物学を課し、医学を学ぶ上で基盤となる科目への理解度を評価します。
加えて、小論文により問題解決能力、知的探究心、独創性を評価し、面接により、将来の医学・医療の担い手としての適性を総合的に評価します。

入学者選抜と、学力の3要素との関係

入試区分

知識・技能

思考力・判断力・表現力等の能力

主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度

一般選抜

(前期日程)

 

 

大学入学共通テスト

 

個別学力検査
『数学, 理科,
外国語(英語)』

面接

 

 

面 接

調査書

学校推薦型
選抜Ⅱ

 

 

大学入学共通テスト

 

 面接

推薦書・志願所信書

 

面接

調査書・推薦書・志願所信書

国際バカロレ

ア選抜


 
IB スコア


IB スコア

自己推薦書


面接

評価書

第2年次編入学

 

TOEFL-iBT スコア
成績証明書

学力検査

 

小論文

面接

 

面接

推薦書

(注)◎は特に重視する要素、○は重視する要素、☆は総合的な判断となる要素、
各要素に対する資料は、「主とする資料」であり、それ以外の要素でも活用する場合がある。

入学前に学習しておくことが期待される内容

高等学校において、論理的思考力を身につけ、筋道の立った文章を書き、自然科学の基礎知識と思考方法を習得しておくことが必要です。
入学後の学修のため、高等学校において修得していることが望まれる教科は、国語、外国語、地理歴史、公民、数学、理科、情報です。

教育課程編成・実施の方針(カリキュラムポリシー)

卒業認定・学位授与の方針(ディグリー・ポリシー)で掲げる力を修得した人材を養成するため、医学科として以下の方針及び考え方に基づき、教育課程を編成し、実践します。

教育の実施方針

持続可能社会における医学・医療の実践に向けて学生が主体的に学び続ける能力を育成する教育を実施します。 

教育内容の考え方

主体的・対話的で深い学びの視点から、医学・医療において「何を教えたか」から学生が「何ができるようになったか」を重視して、以下の教育内容を提供します。 

【共通教育】
全ての学生に共通して求められる汎用的技能の育成を目指し、他の学生と学び合う、共に育ち共に創る実践的な活動を提供します。
自身の考えと異なる人との対話や協働を進めるために必要な知識や技能を身につけるカリキュラムを提供します。

【専門教育】
医学領域の多彩な教育内容を体系的に提供することによる深い理解と、異なる専門領域の知識を統合したり、協働を通して創造したりすることができる機会を提供します。
自身の考え方を豊かにする異分野の知識や技能、自身の専門を築いていく体系的かつ標準的な医学領域の知識及び技能を、学生同士が切磋琢磨することにより
身につけるカリキュラムを提供します。

【言語教育】
医療者、医学研究者として、グローバル社会を生きるうえで必要とされる英語力を伸ばす教育を提供します。
聞く、読む、話す、書く、を統合した総合力を伸ばすために必要な英語、異文化理解の科目群による初修外国語に加えて、
医学領域の専門科目についても英語を用いて学ぶ機会を提供します。加えて、正課のみならず正課外においても医学英語を学ぶ機会を創出します。

教育方法の考え方

前述の教育内容を以下の方法で提供します。

(1)自身の可能性を主体的に広げる教育方法を展開

人が交わる共通教育、知が交わる専門教育、言葉が交わる言語教育を通して他者を理解し、切磋琢磨しながら、自身の可能性を広げる教育方法を実施します。

(2)総合大学の特長を活かした教育体系を提供

自らの専門を尊重しながらも、様々な専門との出会いにより、共に考え、共に動き、共に創り、共に育む教育体系を医学科の全科目で展開します。 

(3)学生の成長に応じた実践的な教育プログラムを提供

学士課程では学内外及び国内・国外の医療現場における実習・演習やリサーチ・インターンシップ等、地域や世界とつながった実践的な学びを提供します。

学修評価の考え方

厳格な学修評価を実施します。
医学科における授業科目の成績評価については、基準・方法を予め明示し、それらに基づいて学修成果を評価します。

正課外教育の考え方 

学生が授業での学びを越えて自らの成長を実感できる正課外の機会を提供します。

卒業認定・学位授与の方針(ディグリー・ポリシー) 

医学部医学科は、先に掲げた人材を養成するため、所定の期間在学し、以下に掲げる力を身につけ、所定の単位を修得した学生に学位を授与します。 

修得できる力:実践力・探究力・コミュニケーション力・専門力・教養力

【実践力】他者と繋がり医学・医療の課題解決に挑む実践力 

医療者、医学研究者として、地域・世界の多様な医療課題の解決に向けて高い倫理観を持って自ら進んで行動することができる。

【探究力】生命や事象をありのままに捉え、医学・医療の課題を見出す探究力

医療者、医学研究者として、恒常的な医療の質向上に向けて、絶えず学術的且つ多角的な視点で課題を見つめ取り組むことができる。

【コミュニケーション力】医学・医療において他者と繋がり学び合うコミュニケーション力

医療者、医学研究者として、多様な方法を適切に用いながら、共感性豊かな対話と傾聴によって差異を超えて互いを高め合うことができる。

【専門力】地域・世界の医学・医療が求める基礎的かつ体系的な専門力 

医療者、医学研究者として、専門領域における基盤的知識・技能を高い水準で身につけ、必要に応じてしなやかに伸長させながら的確に発揮することができる。

【教養力】医学・医療や社会に関心を持ち、学びを習慣化する力

医療者、医学研究者として、地域・世界の多様な医療課題に関心を持ち、豊かな人間性と深い教養を身に付けるために絶えず好奇心を持って学び続けることができる。