2023.11.22
お知らせ

令和5年度 第15回地域医療シンポジウム、第9回地域医療を教えるための指導医講習会を開催

 

 

 

 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科地域医療人材講座では低学年から医学教育と地域医療教育を行っています。地域における医療の役割や地域医療からのまちづくりの概要を講義や実習で学ぶ機会を設け、実際に地域の医療機関に出て先輩医師を間近に見ながら医療を経験することで自身のロールモデルを見出すなど、自身が医師として働く具体的な将来像をより確かなものとできるようにしています。昨年度より文部科学省ポストコロナ時代の医療人材養成拠点形成事業「多様な山・里・海を巡り個別最適に学ぶ『多地域共創型』医学教育拠点の構築」の 地域医療 Early Exposure プログラムとして実施しています。
 今年度も医学科1年生の地域枠学生(必修)、一般枠学生(希望者)の延べ42名が9月に早期地域医療体験実習を行いました。実習先においては、医師だけでなくメディカルスタッフや事務スタッフ、その他に連携する在宅介護施設のスタッフの皆さんとの、多職種の連携の仕組みや業務について、幅広く学びました。
 11月14日、本学鹿田キャンパス地域医療人育成センターおかやま(MUSCAT CUBE)にて、「第15回地域医療シンポジウム」を開催しました。本シンポジウムでは、地域の医療機関で実習を行った学生が、実習に参加していない学生に向けて、実習で学んだことや感じたこと、感動などを伝え共有しました。
 この地域医療シンポジウムは実習に参加した1年生が中心となって企画・運営を行い、ポスター作成から受付、当日の司会進行まで務め上げました。地域医療シンポジウム当日は実習に参加していない学生も含め、学生 現地 92 名、地域医療指導教員 現地 8 名、オンライン 17 名が出席しました。

 

 

 

 

 

 その後に開催された地域医療指導医講習会では、自治医科大学医学教育センターの松山泰先生を講師にお招きし「地域医療を活かした学びとは?実践コミュニティの特性から考える」をテーマに講演いただき、教員現地 4 名、オンライン18 名が参加しました。講演後は今年の地域医療実習の様子などの意見交換を行いました。
 本プログラムを履修した1年生が、今後さらに地域に求められる医療人として、志高く光り輝いていくことを期待しています。
 ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。

 このシンポジウムは、文部科学省ポストコロナ時代の医療人材養成拠点形成事業「多様な山・里・海を巡り個別最適に学ぶ『多地域共創型』医学教育拠点の構築」(通称、山里海医学共育プロジェクト)の一環として開催されました。

関連記事:https://postcorona.oumed.okayama-u.ac.jp/report/3071.html

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